タロダンゴのブログ

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お味噌汁の語源&歴史|味噌汁の秘密に迫る!

ダンゴ!ダンゴ!タロダンゴ🍡

 

こんにちは、タロダンゴです🍡

 

普段何気なくお味噌汁を飲んでる方はたくさんいらっしゃると思います。

そんな日本の家庭に溶け込んでいるお味噌汁ですが、実はさまざな歴史を得て今の形になっているのです。

 

今回はそんなお味噌汁の歴史について記事を書いていきます。

 

 

お味噌汁の起源

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日本人には馴染みの深いお味噌汁ですが、実は中国から伝来したと考えられております。

その歴史はなんとあの聖徳太子がいた飛鳥時代まで遡ります。

 

そんな味噌の起源は、古代中国の食品の「醤(しょう・ひしお)」だと言われております。

醤になる前の熟成途中のものがとても美味しかったので、これが独立し味噌という食品に発展したのです。

 

味噌という名前になるまでの過程として

 

「未だ醤にならず」→「未醤(みしょう)」→「みしょ」→「みそ」

 

と変化していったと言われています。

 

ちなみに、古代中国の食品「醤(しょう・ひしお)」ってなんなの?って思う方もいると思います。

 

「醤(しょう・ひしお)」とは、鳥獣の肉や魚を雑穀、麹、塩と漬け込んだ、「魚醤ぎょしょう」に近い発酵食品のことです。

当時、ソースや醤油と同じように使われていたと言われております。

 

味噌の歴史

平安時代「庶民には手に入らない贅沢品」

平安時代に初めて「味噌」という文字が献立に現れます。

この頃は当然お味噌汁を作るために使うなどもったいないことはできません。

当時は、調味料として料理に使うものではなく、薬に使われたり、食べ物につけたり、舐めたりしてそのまま食べていました。

また、地位の高い人の給料や贈り物として使われるなど、庶民の口には入らない贅沢品です。

 

鎌倉時代「ついに味噌汁誕生」

鎌倉時代に中国から日本んへやってきた僧の影響で、ついにすり鉢が使われるようになり、いよいよ味噌汁の誕生です。

 

実は、これまでの味噌は、粒味噌という大豆が残ったままのものでした。

 

しかし、すり鉢の登場で粒味噌をすり潰され今のような「コシ味噌」が作られました。

この「コシ味噌」は水に溶けやすかった為、味噌汁として利用されるようになりました。

 

味噌汁の登場によって「一汁一菜」(主食、汁物、おかず、香の物)という鎌倉武士の食事の基本が確立されたと言われています。

 

もともとは質素倹約を重視した食事とされていましたが、現代ではバランスのとれた食事のスタイルとして扱われています。

 

ただ、これはまだ武士などの特権階級の食事であって一般庶民に広まるまでは至りませんでした。

 

室町時代「味噌汁が庶民に浸透」

室町時代になると大豆の生産量が増え、農民たちが自家製の味噌を作るようになり、味噌が保存食として庶民にも浸透しました。

 

今に伝わる味噌料理のほとんどがこの時代に作られたと言われています。

 

 

戦国時代「戦場の非常食」

戦国武将たちは戦場での食料に必ず味噌を持ちました。

当時、味噌は調味料であるとともに、貴重なタンパク源でした。

保存できる栄養食であったこともあり、干したり焼くなどして携帯しやすくしていました。

武田信玄は「信州味噌」、豊臣秀吉徳川家康は「豆味噌」、伊達政宗は「仙台味噌」というように、味噌作りを進めていました。

 

江戸時代「味噌文化が花開く」

江戸の人口が50万人に達し、味噌の需要に対する生産量がまかないきれなくなりました。

そこで、三河や仙台からどんどん味噌が江戸に送られ味噌屋は大繁盛しました。

また、江戸の人口は女性より男性が多く外食が発展し、味噌を使った料理も同等に発達していきました。

味噌汁が庶民の味となって飲まれ始め、味噌が生活に馴染んできました。

 

昭和時代「味噌生産技術の発展」

時代に伴い、味噌の容器は樽から冷蔵庫へ収納しやすいカップに変化してきました。

また、昭和にはダシを取る手間を省いても美味しい味噌汁を作ることができる出し入り味噌が登場しました。

この技術進歩により、社会進出する女性たちの後押しになりました。

 

 

まとめ

今回は、お味噌汁の歴史について記事を書いてみました。

改めて、私たちの生活は味噌ととも歩んできたことがわかりますね。

 

現代では、ファーストフードの登場により、味噌汁と接する時間は昔に比べ少なくなってきました。

それでもなおいき続けているお味噌汁は、やはり日本人へ温もりと健康を届けているパワーフードだからだと私は思います。

 

これからも日本人に愛され続けているお味噌汁を飲んで行こうと思います。

 

今回は以上です。

最後まで読んでくれたありがとうございました。